ホスティングサービス監視体制
弊社保有のサーバでのホスティグサービスにあたり、お客様の資産となる大切なデータの取扱いやホスティングサーバの監視体制についてご説明いたします。
eSupport/SupportSuiteのASPサービスでは、サービスを安定して運用するために、サーバの状況変化、障害発生を早期に検知し、対応を 開始することが大切となります。弊社の社内体制は24時間365日サーバを監視システムよりサービスを監視し、サーバの状況変化の発生を検知し障害に早急な対応行い、万が一の事態でもサービスの停止時間を最小限に抑えます。
サーバ設置場所
さくらインターネット東京都内データセンター
完全冗長化構成
- 24時間単位でのリモートストレージへのバックアップ、バックアップ先のディスクRAID1
- ネットワーク冗長化(さくらインターネット側)
- FireWalllを冗長化
- ハードディスクをRAID1による冗長化
- バックアップ先のストレージサーバをRADI1による冗長化
- データセンター側の電源の冗長化(さくらインターネット側)
サーバセキュリティー
- IDおよびパスワードによる認証
- SSL(128bit)による暗号化通信(GeoTrust社)
- 固定IPアドレスからの指定ポート接続
社内専任担当者
2名常駐
社外サーバ保守担当者
1名+α
監視体制
- 有人体制
障害検知時、サーバ監視担当者が即時に現象を確認し、正確な状況判断を的確に行います。 - 複数拠点による監視
弊社データセンターより2拠点以上(別回線キャリア利用) にて監視を行い、 経路障害などによる誤検知にも対応しています。 - 監視間隔時間
3分間隔で監視を行うため、障害の早期発見が可能。 - 監視方法
監視システムからサーバにアクセス、値を取得し障害を検知いたします。
値が取得できない場合もアラートが発生するため、監視対象サーバ障害により アラートメールが送信されないことはございません。 - 情報共有
サーバ別のメーリングリストを作成し、弊社担当者、外部サーバ監視業者を登録し情報共有いたします。 - 障害通知
監視事務所監視用ブラウザからのアラート音が発生し、アラートメールがメーリングリスト宛に 送信されます。リカバリーメール、アラートに対する対応報告をメーリングリスト宛に送信されます。
基本対応フロー
監視項目
項目名 | 概要 |
---|---|
HTTP | ホームページの表示遅延、表示不可を検知 |
HTTPS | HTTPSホームページの表示遅延、表示不可を検知 |
POP | 110番ポートの接続遅延、接続不可を検知 |
SMTP | 25(または587)番ポートの接続遅延、接続不可を検知 |
FTP | 21番ポートの接続遅延、接続不可を検知 |
ロードアベレージ | サーバの負荷上昇を検知 |
SWAP使用率 | S WAP使用率上昇を検知 |
DISK使用率 | ハードディスク残容量の減少を検知 |
ログインユーザー数 | サーバへログインしている人数の増加を検知 |
プロセス総数 | 稼働プロセスの増加や、プロセスの多重起動などを検知 |
ゾンビプロセス数 | 不要プロセスの残存を検知 |
システムログ | サーバログ( /var /log /messages)の指定文字列検知 |
アプリケーションログ | Apacheログの指定文字列を検知 |
データベース接続 | WEBサーバからDBサーバへの接続を検知 |
PING | 経路上の遅延、サーバダウンを検知 |
作業手順例
- ホームページの表示がされない >> WEBサービスの再起動
- DBサーバに接続ができない >> スタンバイサーバへの切り替え
- サーバ疎通が確認されない >> IDCへ電話連絡し、再起動依頼を行う
- ハードディスクの使用率が80%を超えた >> ディスク容量を圧迫しているファイル、ディレクトリを確認し連絡
指示により削除、圧縮 - システムログに“Error”文字列出力 >> 該当ログを抜粋し、開発担当に連絡し分析、修正を行う